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角Z1000 エンジン分解

金のピンストライプを入れてみたいということで、イメージするためにMk2 A4の外装を載せてみました。
イメージ 1
 
すごく気に入られたようで、タンクもMk2化しようと悩んでいたのは昨日まででした。
 
今まで基本的にエンジンは調子いいのですが、信号待ちでアイドリングが下がってしまうことがあり、
気になるので色々調査した結果、下のようになりました。
イメージ 2
 
キャブも点火系にも異常がないことを確認した上で、
後はエンジン本体しかないとコンプレッションを計測したところ、1番だけコンプレッションが低くでました。
イメージ 3
 
異音も無く普通に走行できていたので、まさかエンジン本体に異常があるとは。
騙されてしまいました。
 
バルブクリアランスが0.02以下のところが1番シリンダーを含め3箇所あり、
調整し直してから再度コンプレッションを見ましたが変化なし。
バルブ曲がりの可能性大と睨んで分解してみることに。
 
やはり1番のバルブは両方共曲がっていたので、ポートに噴射したCRCが漏れてきます。
イメージ 4
 
2~4番は大丈夫でした。
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1番のバルブは、ボール盤に挟んで回してみるとわずかに振れているのがわかりました。
他は特に異常無し。バルブフェースは摩耗していましたが当たりは比較的綺麗です。
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ところが他にも問題が・・・。バルブスプリングが折れていました。
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1番2番のインテーク側インナースプリングが折れていたのですが、
よく見るとサビでかなり痩せています。
サビがきっかけで折れたようです。
他のスプリングにサビはありません。
 
また他にも異常が・・・。テンショナーのローラーが削れて小径になっています。
イメージ 8
 
という訳で、アイドル不調から始まって、エンジン内部の重大な不具合を早期発見することができました。
 
エンジンフルOHはまだ先でいいと思って予定していなかったので、今回はとりあえず不具合部品だけ交換し、
しばし延命させることになりました。

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