欠けたアウトプットシャフトを交換するので腰下を分解します。
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エンジンを下ろしたついでにフレームに異常が無いか確認します。
特にキズやクラックは無いようです。
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スターターモーターを外そうとしたら、ボルト1本はケース側のネジ山が無く、
ただ刺してあるだけでした。ここはヘリサートを入れておきます。
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オイルパンは比較的綺麗な状態です。
ですが、オイルポンプのストレーナーは、
面積の半分位に何か付着しています。
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つまんでみると繊維のクズでした。
前回のオーバーホールの際に入ったのでしょうか。
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腰下のオーバーホールは、腰上の改造よりかなり時代が古いようです。
液体ガスケットの劣化度合いが違います。
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マグネットローターを外すと、
クランクのテーパーにはかじった跡がかなり付いています。
キーは無傷なので、これも過去のキズのようです。
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クランクの振れは0.03ミリで特に問題無し。
ベアリングも全てスムーズに回ります。
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ミッションのアウトプットシャフト側を分解します。
スナップリングが広がったまま組み付けられていたので、
前回のオーバーホールは、いい仕事ではなかったようです。
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各部を点検しながら分解します。
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3速ギヤのドグはかなり摩耗が進んでいます。これは交換しましょう。
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その相手側ギヤは特に問題無し。
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その他も異常なし。
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上がZ1000Mk2のミッションで、今回のドナーとなります。
こちらも3速ギヤのドグは摩耗しているので、
使うのはシャフトのみです。
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スプラインがスプロケより飛び出す方がMk2用ですね。
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3速ギヤのドナーとして、更にもう1本ミッションを用意しました。
1番下のZ1000ST用ミッションから3速ギヤを取り出して使います。
結局3個1でやっと部品が揃いました。
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