ヘッドカバーを外して内部を点検します。

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ガスケットも古いタイプの純正のようです。
ガスケット上下全面に液体ガスケットが塗られていました。
カムホルダーのボルトは、ほとんどが規定トルクで締めても回りません。

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この1本だけ、規定トルクがかかるにも関わらず、
ボルトが座面から浮いていました。全く軸力が発生していない状態で、
このカムホルダーは実質3本止めだったのです。
外してみるとネジの先端の方の山が潰れていました。

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ヘリサートは入っていません。
ネジ山は少しキズがありますが残っています。

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別の綺麗なボルトを指でねじ込むとここまでしか入りません。
これより下のネジ山にキズがあるようです。

16ヶ所、全てヘリサートは入っていません。
ネジ山も綺麗に残っているので、タップで修正しながら底までネジを切り、
長いボルトにしてみます。
ガスケットを剥がしてマスキングします。


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下穴はそのままで、ネジ山を最大限深くまで切ります。

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純正より8ミリ長い50ミリボルトでここまで入るようにします。

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10回ほど繰り返しトルクを掛けてみましたが、
進んでいかないのでこれで大丈夫でしょう。

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ボルトの頭が少し高くなるので、
粘土を置いてカバーとのクリアランスを確認します。
ガスケット無しで1ミリほどのクリアランスはあります。

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オイルクーラーホースのクラックも気になりました。
純正コアのまま、ホースだけ交換しましょうか。

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