カムホルダーのヘリサートを全部入れ替えることになったのでヘッドを外します。
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シリンダーのOリングにはたっぷりと液体ガスケットが塗られていて、
オイルが通るはずのスタッドボルトの周りはふさがっていました。
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他の場所もOリングが変形し、オイル漏れ寸前でした。
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カムチェーントンネルのOリングにも、
大量の液体ガスケットが塗られていました。
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シリンダーには一部に深いスカッフがあったので、
外してシリンダーホーニングします。
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ピストンのキズは軽傷でしたので、軽い修正で済みそうです。
1番のピストンはリングの合口が揃っています。
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燃焼室のカーボンはさほど多くはありませんが、
バルブシートにはカーボンの噛み込みが有りました。
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バルブは未交換のようで、ステムは少し摩耗していました。
カーボンの堆積は少なめで、バルブフェースも良好です。
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元から入っていたカムホルダーのヘリサートは全部取り出します。
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深い位置にヘリサートを挿入するため、ネジ穴は全て深く掘り下げます。
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下穴の底までネジ切りします。
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上下が新しく使う長いボルトです。
新しいヘリサートは、ボルトが長くなった分だけ奥の方に挿入します。
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長くしたボルトをネジ穴に落とした状態です。
約11ミリヘリサートにねじ込まれることになります。
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10回ほど規定トルクでの締め緩めを繰り返しましたが、
毎回同じ位置で止まるので、ネジ山の強度は十分確保されたでしょう。
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