先日のスポーツ走行で起きたエンジン不調を修理します。
8500rpm以上回らないとのことでした。
![イメージ 1](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_0.jpg)
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前回の整備で発見した、
ジェネレーターローターの空転によるクランクテーパーのかじりがあり、
クランクとローターはレース後に交換する予定でした。
急遽、公道でエンジン不調のチェックをするために修正して使用します。
かじりの部分にバルブコンパウンドを付けて擦り合わせします。
![イメージ 2](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_1.jpg)
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取れない溶着部分はオイルストーンで削り取ります。
![イメージ 3](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_2.jpg)
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スタータークラッチも脱落してネジ穴が破損していたので、タップで修正します。
ボルトの端面は溶接されていましたが、ボルトは脱落寸前でした。
![イメージ 4](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_3.jpg)
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叩かれて凸凹のあった取り付け面は、定盤の上で研磨して平面を出します。
![イメージ 5](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_4.jpg)
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この状態まで修正し組みつけます。
これでも今後の緩みのリスクは無くなりません。
テーパー面は完全脱脂して組みつけます。
![イメージ 6](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_5.jpg)
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スタータークラッチは、新品のボルトを使い規定値の4kg・mで締めます。
![イメージ 7](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_6.jpg)
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ローターは、1000Jでの規定値である16kg・mで確実に締めつけます。
ボルトは共通なので大丈夫。
![イメージ 8](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_7.jpg)
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次に開けた時、緩みの有無を確認するためマーキングしておきます。
![イメージ 9](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_8.jpg)
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クラッチレリーズも遊びが無かったので規定値に調整します。
![イメージ 10](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_9.jpg)
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メインヒューズも切れたことがあったのでハーネスを一通り点検したところ、
電源線がバッテリーケースのマウントに挟まっているのを発見。
![イメージ 11](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_10.jpg)
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ケース側にある突起に挟まり、ハーネスの被服はかなりつぶれています。
![イメージ 13](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_12.jpg)
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テスターで導通を確認したところ、かろうじて絶縁はされていたので、
ここがショートしたのではないようです。
テーピングしてルートを変更しておきます。
![イメージ 12](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_11.jpg)
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保安部品を付けてチェック走行に向かいます。
やはり高回転で頭打ちになる症状が確認できました。
スロットル開度には関係なく、
8200rpmあたりでレブリミッターが作動したかのように回転が上がらなくなります。
無負荷でも同じでした。
それ以外は特に問題なし。
![イメージ 14](https://www.archive.greengarage.jp/wp-content/uploads/2021/04/res_blog-ec-16_green_garage_folder_1868611_21_68069121_img_13.jpg)
SP-Ⅱのレブリミットの設定は無効にしてあるので作動はしないはずです。
レブリミッターの誤作動でしょうか。
モジュールを交換して再度チェックしてみます。
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