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Z1000Mk2 A.S様 サイドスタンド交換

サイドスタンドの角度修正のご依頼です。イメージ 1

サイドスタンドは、この車両の入手時には既に改造されていたそうです。
現在の車高に合わず、少し傾き過ぎているので起こしたいとのこと。
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それと、根元のブラケットがバンク時に接地するのも修正したい主な理由とのこと。イメージ 3

対策は、弊社で定番の脱着式サイドスタンドで。
どうやら素材は同じカワサキ純正部品のよう。
取り付け位置がアンダーフレームの下側なのが問題の原因のようです。
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既存のサイドスタンドを外します。イメージ 5

既存のブラケットはノーマル形状を意識した作りになっています。
地上高が低くなるのが一番の問題です。
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既存のブラケットを削除します。
今回はエンジン車載のままの作業なので、
裏側の一部は少し削り残ってしまいますが、表側はほぼ全部取れました。
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アンダーフレームにボス取り付け用の穴を開けます。イメージ 8

ここでフレーム内部のチェック。
内側全面に分厚いサビが出ていますが、パイプの肉厚は十分残っている状態です。
フレームのコンデションは上々といったところ。
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ボスを仮付けします。
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ボスはフレームを貫通し、小さい径で裏側に少し突き出しておきます。
こうすることで裏側の溶接がし易くなります。
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表裏とも溶接します。
裏側は溶接トーチが入りずらいので鏡を見ながら溶接します。
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車高が低めなのでサイドスタンドは少し短縮します。イメージ 12

車体の傾きを見ながら長さを微調整します。イメージ 13

長さが決まったところで溶接します。
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強度を考え、深く開削してから溶接で盛っていきます。イメージ 15

仮組してみます。
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傾きは軽く起こせるちょうどいい角度です。
傾きが少ないので、張り出しも最小限で大丈夫です。
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バンク角を確認しておきます。
跳ね上げ時のストップ位置はもう少し上げておくことにします。イメージ 19

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