先日の筑波走行で出たエンジントラブルの原因が特定できていないまま、
エンジンはかかってアイドリングも安定しているので、
今日も筑波へ行ってきたそうです。
ところが1周目から6000rpm以上吹けなくなったと連絡があり、
結局そのまま引き上げてくることに。
TOTまで時間が少ないので、これから急いで原因究明します。
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外部から調べられるところは全て調べ、
いろいろな要因を検討した結果、エンジン内部に問題がありそうです。
クランキングもスムーズで、エンジンもかかるのが現状です。
ヘッドカバーを開けてみます。
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直ぐにトラブルの原因がわかりました。
カムチェーンのトップライドラーが破損しています。
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片側のプレートが破断して、アイドラーが脱落しかかっています。
ヘッドカバーの内側に寄りかかって、かろうじて脱落を免れていた感じです。
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カムチュエーンはトップライドラーから外れて、
激しくプレートに当たっていたようです。
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カムチェーン自体も激しく摩耗しています。
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直ぐに必要な部品を手配し、
部品の目途が付いたところでカムチェーン交換を決断します。
エンジンは全バラするので先にヘッドを外します。
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ピストンのバルブリセスにはバルブスタンプの痕があります。
4気筒とも同様にあるので、
インテーク側のバルタイが大きくずれたせいで当たったのでしょう。
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エキゾースト側は問題ないようです。
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バルブが曲がっていないか、簡易的に点検します。
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ポート内にブレーキクリーナーをたっぷり入れます。
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下から覗いて、バルブの隙間から漏れてこないか点検します。
4気筒とも漏れは無いので、大きな曲がりは無い模様。
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シリンダーを外します。
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入っていたピストンはワイセコのようです。
ピストンリングの摩耗は、まだ使用限度内といったところ。
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軽くなったところでエンジンを下します。
来月4日のスポーツ走行でチェックができるよう、優先して作業することに。