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Z1のオイルパンからピストンリングが・・・

今回画像は少ないです。
 
走行中も油圧警告灯点きっぱなしということで、オーナーさん自らオイルパンを開けてみたところ、
ピストンリングの破片がでてきたり、ストレーナーは何かの繊維で埋め尽くされていたりで、
心配になったのでドック入りになりました。
 
今回はオーナーさんのご希望で、私のレクチャーのもと自ら分解していただくことになりました。
 
ヘッドカバー内はスラッジも無く新品のように綺麗。バルタイもOK。
イメージ 1
ヘッドとシリンダーまで外してみましたが、至って綺麗で異常無し。
ピストンリングも全部ちゃんと付いていました。
リングをよく見ると、1番トップリングだけ上下逆さまに付いていましたが・・・。
 
ここまで診ての結果、購入前やったと聞いていたエンジンオーバーホールでミスがあったようです。
 
大事には至ってなかったのでほっと胸をなでおろし、善後策を思案。
距離も走っていないので、外した部品のカーボン落としと点検だけでリビルトすることにしました。
 
ピストンやバルブのカーボン落としはオーナーさんの仕事となり、
一旦、外した部品だけお持ち帰りに。
 
後日、綺麗になったところで再度点検し、またオーナーさんと一緒に組立予定です。
 
とにかく、未だかつて見たことないレベルの極上エンジンでしたね。
 
余談 : オイルパンから見つかったピストンリングの破片は、
摩耗の跡が全くない新品状態のセカンドリングでした。
組み付けの時折ってしまって、クランクケースに落としたまま気づかなかったのでしょうか?
ストレーナーに付いた繊維は、おそらくウエスの残骸か、軍手の繊維のように見えました。
 

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