ここは、2012年~2017年までの過去ブログ専用のホームページです。『最新のブログ』はこちら

S1スイングアームの修理

中古で入手した、年季の入ったS1レプリカスイングアームです。
ピボットベアリングの圧入部分が広がってしまったり、
あちこち不具合があるのでレストアします。
イメージ 1
 
ベアリングはアウターレースごと内部で回ってしまい、内径が広がってしまっています。
イメージ 2
 
ベアリングのハウジング部分は切り落とし、そっくり交換することにします。
イメージ 12
 
内径の寸法が測れたので、そのデータも入れてベアリングハウジングは新たに削り出します。
イメージ 13
 
切断面は溶接のための下準備をしておきます。
イメージ 14
 
チェーンとオイルキャッチタンクが若干干渉するので逃げを作ります。
チェーンが通る部分を大きく切り欠きます。
イメージ 15
 
内部は洗浄して、切断面はアルマイトを剥がして溶接の準備をします。
イメージ 10
 
逃げた形状のプレートを同じ厚さのアルミ板から切り出します。
イメージ 16
 
溶接して取り付けます。
イメージ 17
 
これで、ノーマルチェーンラインでも干渉しないようになります。
イメージ 18
 
キャッチタンクのドレンボルトは固着していたのでドリルで揉んで取り除きます。
イメージ 3
 
ネジ山もダメになったので、ヘリサート用のタップでネジ切りしておきます。
ヘリサートは、再アルマイトをしてから挿入します。
イメージ 5
 
マフラーが当たってできたであろうエグレは溶接で盛っておきます。
イメージ 4
 
イメージ 9
 
エキセントリックの周りはビードが盛り上がっていたのでアクスルカラーが当たり、
チェーン調整がうまくできませんでした。
削って平にしておきます。
右の内側。
イメージ 6
 
左の内側。
スプロケボルトが当たったような円弧のキズもあります。
かなり使い込まれた部品のようです。
イメージ 7
 
エキセントリックハウジングの割り部分は、マイナスドライバーでこじった跡が付いていたので、
削って修正しておきます。
イメージ 8
 
スタンドフックもだいぶ摩耗していたので、こちらも溶接で盛っておきましょう。
イメージ 11
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました