難有りとしてヤフオクに出品していたJエンジン、入札がまだなかったのでOHするために早期終了させました。
実動ということでエンジン単体で入手していたものです。
早速分解します。

インナーシム可されていました。

燃焼室は特に問題なし。実動していたようです。

ピストンは1000Jの1ミリオーバーサイズ。

シリンダースタッド四隅のOリングは、変形して完全硬化。

オイルパンはスラッジで真っ黒です。

ミッション、クランクケースは、大きなダメージもなく再使用できそうです。

難有りの元はこのクランクで、テーパー部分がカジっています。

これでは使えないので、クランクは交換します。
全体としては、十分OHベースとしての可能性があるので、追って精密にチェックしていきます。
このように、「実動」という意味は、「OHのベースとして可能性がある」くらいに考えておいた方がいいと思います。
古いエンジンは、実動していたからといって、分解点検せずにそのまま使用するのはハイリスクです。
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