先日、売却のご依頼をいただいてお預かりしたニンジャですが、
現車確認をしていただいたお客様に試乗もしていただきました。
中央高速相模湖ICまでの高速道と、道志の道の駅までのワインディング、
往復200キロ弱が今回のルートです。
私はお客様が乗っていらしたZ1をお借りして同行しました。
実質3時間ほどの試乗会でしたが、普段お客様が走り慣れたこのコースで評価していただきました。
お返事は後日ということで、気に入っていただけたでしょうか？よろしくお願いします。
Z1の方は、ノッキングが激しいということで、この機会にチェックさせていただきました。
圧縮比が高めという事前の情報を元に現状確認したところ、
スロットル全開での6000rpm以上でヘビーノックに近いノッキングが確認できました。
その場で点火時期を10度ほどリタードして再チェックすると、
はっきりとノッキングが減少することが解りました。7000rpm以下ではほぼゼロです。
という訳で、乗っていて楽しいZ1なので、
タンパー調整もしつつ、自分もZ1の試乗会をさせていただきました。
安心して全開にできるエンジンにしたいとのことでしたので、
善後策を色々ご相談させていただきました。
その内容は、
①点火系のシステムを見直す。点火マップを煮詰める。
②キャブセッティングでもアプローチする。
③圧縮比を下げる。
圧縮比を下げるには、ヘッドガスケットを厚くする、シリンダーベースガスケットを厚くする、
バルブシートカットをする、ピストンを交換する、のどれかか、幾つか併用します。
作業は燃焼室容積を実測してから計画することになります。
道の駅 道志
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