ここは、2012年~2017年までの過去ブログ専用のホームページです。『最新のブログ』はこちら

Z1B N.T様 CR33取り付けとステムベアリングのガタ

FCRからCR33への換装のご依頼です。
イメージ 1
・
2か月待ちで入荷したCR33に合わせて作業を開始します。イメージ 2
・
元々インテークポートはJ系インシュレーターに合わせて拡大されているので、
1135インシュレーターでFCRが付いていましたが、
今度のCR33は溝位置が手前にある1131インシュレーター用なので、
それに交換します。
キャブとヘッドの間を通る油温計ハーネスのスパイラルチューブが溶けているので、
これも修理します。
イメージ 3
・
保護用に耐熱性のあるシリコンコーティングのガラス繊維チューブに
交換しておきます。
イメージ 4
・
最近ホーンが鳴らなくなったとのことでチェックしていくと、
ハンドルがアースされていないことが判明。アルミのアルマイト処理品です。
ホーン単独では鳴るので、ハンドルとポスト間でのアース不良でしょう。
クランプを少し緩めてハンドルを少しグリグリ回してやると解決。
イメージ 5
・
ハンドルポジションも、バーを水平にしたお勧め位置に。
合わせて、バンジョーの向きやレバーの角度も自然な位置に修正。
イメージ 6

・
レバーは谷に人指し指が来るように、ホルダーを少し内側に移動。イメージ 7
・
その他、一通り点検しようとジャッキを掛け直したら、
なにやら前後の足回りからガタつきを感じるので点検します。イメージ 8
・
リヤはトルクロッドが前後方向にガタつきます。イメージ 10
・
フレーム側のピロボールが締まり切っていなかったので、
ボルトを外して点検・修正します。
イメージ 9
・
次はフロント。
ジャッキで上げ下げするとはっきり分かるほどステムにガタがあります。
ジャッキアップしてフォークを前後に揺すると、
前輪ごとカクカクと動く状態。動画で記録しておきます。
イメージ 11
・
その動画がこちら。
アンダーステムとフレームの間が1ミリほど動きます。

IMG 4214

ステムベアリングの増し締めで対応してみますが、
このステムはステムナットがアッパーステムに隠れる仕様。
アッパーステムを緩めて上に少しずらします。
イメージ 12
・
ナット分、アッパーステムを上にずらしたところ。
この状態でナットは3/4回転ほど締まりました。
イメージ 13
・
その状態でアッパーステムを下げてナットまで密着させます。
残念ながら、切れ角中央付近にクリック感が残ります。
既にベアリングレースに圧痕ができてしまっているようです。
イメージ 14
・
ステムボルトの座面を見ると、
ステムシャフトがボルト座面より飛び出してしまいます。
これではアッパーステムは締め付けできないことになります。
この構造がガタの発端でしょう。
イメージ 15
・
ステムシャフトの突き出しを逃がすワッシャを製作して取り付けます。
イメージ 16
・
これでアッパーステムがしっかり固定できます。イメージ 17
・
この後キャブセッティング中に、
切れ角中央のクリック感がどれだけ影響するか確認しておきます。
実害があればステムベアリング交換が必要です。
イメージ 18