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Z1B N.T様 クラッチ点検

クランキングが重いことがあるとのことで、
上がっていた既存のバッテリーを一晩充電しましたが電圧は上がらず、
バッテリーは新品交換となりました。
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新しいバッテリーを取り付けエンジン始動すると、スターターは勢いよく回ります。
回転を3000rpmほどに上げると電圧も14.6Vと、発電も問題無いようです。
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今のところ冷間時のスターターの動作は問題無いようですが、
信頼性確保のためスターターは新品交換となりました。
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キャブをずらし、カムチェーンテンショナーのロックボルトを抜いてから、
既存のスターターを外します。
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現行品のハイパワーな新品スターターを取り付けます。イメージ 5

テンショナーのロックボルトを脱着したので、
クランクを正回転させテンショナーを調整してからロックします。イメージ 6
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続いてクラッチを点検します。
発進の時、半クラからつなぎ始めるときにグググという違和感があります。
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クラッチハウジング周りに問題は無いかと、分解して点検します。イメージ 9

スプリングとプレッシャープレートを外します。イメージ 10

クラッチ板を外します。
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クラッチハブを外します。
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ハブも特に異常無し。摩耗も少なめです。イメージ 13

ハウジングのダンパースプリングに折損でもあろうかと点検しますが、
バックラッシュなども特に異常ありません。
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ハウジング動かしたときの動画がこちら。特に大きなガタなどありません。

Z1Bクラッチハウジングの点検

比較用にZ1000Mk2の正常なハウジングの点検動画はこちらです。

Z1000Mk2クラッチハウジングの点検

クラッチ板は、スチールプレートにサビがやや多い感じ。
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フリクションプレートの厚みは規定値内で特に摩耗無し。イメージ 16

スチールプレートの歪は、規定値内ですが若干あるものも数枚あります。イメージ 17
クラッチ板は全部新品交換することになり、部品を手配し明日入荷予定です。

ドライブチェーンは少したるみが出ているので張っておきます。
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