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Z1100R N.T様 ジェネレーター周りの分解

カムホルダーネジの修理が済んだのでカムを組み込みます。イメージ 1
カムホルダー取り付けに使用するM8ボルトは、
ヘッドカバーに干渉しないよう2ミリほど削って低くしてあります。イメージ 2
M8ボルトにしたため、エキゾースト側カムホルダーはノックピンがありません。
締め付けによりカムの回転が渋くならないように、プラハンで位置を微調整します。
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カムがスムーズに回るところで、規定トルクで締め付けます。
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ヘッドカバーを取り付けて、エンジン本体は完成です。
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続いて、傷のあるジェネレーターカバーを交換します。
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ジェネレーターローターのマグネットは、大きく欠けています。破片はありません。
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ジェネレーターローターを交換するため外します。
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クランクのワッシャーは、面取り側が外側にあるので逆に組まれていました。
クランクケース側にも傷があります。
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スターターモーター付近のクランクケースにも、打痕のような傷があります。イメージ 9
外したローターを見ると、スラストワッシャーが純正品ではありません。
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面取りワッシャーを逆組みしたせいで、
スラストワッシャーを薄くしてつじつま合わせしたように思います。イメージ 11
マグネットの欠けたローターは、ストック品と交換します。イメージ 12
スタータークラッチを移植して、締め付けは規定トルクの4kg・mで締め付けます。
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ステータコイルは比較的きれいです。
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ジェネレーターカバーの取り付けネジ穴は、
入れてあったヘリサートが傷んでいるので交換します。
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その他のネジはタップを立て直し、
既定の長さのボルトをねじ込んで確認しておきます。

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更に問題が見つかりました。
スターターのリダクションギヤの軸受け部分にクラックがあります。
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下から見ると、パテで修理されているのがわかります。イメージ 21
シャフトを通してみると、大きく隙間が空いています。イメージ 22
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