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Z1000R2 K.R様 ジェネレーター周りの修正

ジェネレーターハーネスのグロメット付近からオイル漏れしているので修理します。イメージ 1

グロメットは弾力もありまだ使えそうです。イメージ 2

きれいに脱脂して、ハーネスは触らず温存します。イメージ 3

ギボシは硬化していたので新品交換しました。イメージ 4

ジェネレーターローターの締め付けトルクを確認します。
規定の16kg・mを掛けると10°くらい締まるので少し緩いようです。
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念のため分解点検してみます。
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分解してみるといくつか部品の足りないところがあります。
M8ボルト用のワッシャーと、ワンウェイとローター間のシムがありません。
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更にローター側のテーパー面はキズだらけです。
クランク側はキレイでしたがこれでは緩みが心配です。イメージ 8

擦り合わせ用のクランクでできるだけテーパーを修正します。イメージ 9


バルブコンパウンドを何度も塗って擦り合わせます。イメージ 10

凸部分は取れたようで、吸い付くような感触になってきました。イメージ 11

仕上げに現車のクランクでも擦り合わせしておきます。イメージ 12

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こちらも吸い付く感じになってきました。イメージ 14

これで通常走行なら大丈夫でしょう。イメージ 15

生産終了になっているシムは部品取りから調達します。イメージ 16

ボルトのワッシャーは純正新品を使います。
高トルクで締めるので、肉厚で高強度の純正ワッシャーが必須です。
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規定トルクの4kg・mで締め付けます。3キロくらいでは緩んでくるので要注意。イメージ 18

スターターギヤはローラーの圧痕が多いので新品交換します。
ダンパーも厚みが極端に薄いので交換します。
こちらは生産終了なので中古良品で代用します。
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ジェネレーターカバーのボルトは長さが不ぞろいだったので、
下側の正規の長さのボルトに交換します。イメージ 20

ジェネレーター周りを組み付けます。イメージ 21

カバーのボルト長さがおかしかったのは、
1ヶ所口元のネジ山が舐めていたせいでした。
ダウエルの奥のネジ山がほとんど無くなっています。
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ネジ山はヘリサートを入れて修正します。イメージ 23

再度カバーを取り付けます。
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ジェネレーター周りはこれでOKです。イメージ 25

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