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Z1000R T様 S1シートとオイル取出し製作

S1シート製作と、オイル取出しの加工のご依頼です。
こちらはベースにしたR1純正シートです。
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シートベースもR1は専用品なので要注意。
見分けるポイントはシートベース前端の形状で、
コーナーRが大きいのがR1用です。
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アンコの成型とS1表皮への張替えが終了したシートがこちら。イメージ 3

張替えが完了したので、S1同様のフジツボを取り付けます。
フジツボはカワサキ純正部品を加工して使います。
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加工後はこちら。
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シートは型紙を使って定位置に穴を開けます。イメージ 6

基準となるのは、元から開いているこの穴の中心です。イメージ 7

ドリルで8ミリの穴を開けます。
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基準の穴を元に、他の穴の位置を決めます。イメージ 9

今回のフジツボはダミー用なので、
後ろのボルトはテールカウルに干渉しないよう短くして中心にネジ切りします。
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裏側から小さいビスで固定できるようにしています。イメージ 11

6ヵ所のダミーフジツボを取り付けます。イメージ 12

裏側はこんな感じ。
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後ろの2点はこんな感じ。
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これで完成です。
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続いてオイル取り出しの加工です。
素材はこちらの純正新品です。
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ダミーのケースに取り付けて、カットラインを検討します。イメージ 18

ラインに合わせてカットします。
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溶接するので塗装をリムーバーで剥がします。イメージ 20

再びケースに取り付けて、先ずはスペーサーを仮付けします。イメージ 21

戻り側のフィッティングを溶接します。
ホースの通り道は狭いので、角度はミリ単位で調整して位置決めします。
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次に、吐出側のフィッティングを溶接します。
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取り外して全周溶接します。
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エア加圧し、水中で漏れを確認します。イメージ 25

ピンホールからの漏れがあるので、再度溶接します。イメージ 26

ようやく漏れが無くなりました。
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取り付けるとこんな感じです。
キャブの整備性を良くするため、なるべく低くしたレイアウトです。
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横から見るとほぼ水平です。CRキャブならメインジェット交換も楽に行えます。イメージ 29
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