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Z1000Mk2 W.T様 エンジン腰上分解

コンプレッションを測ってからエンジン腰上を分解します。
値は8.0~9.0kg/cm2なので、冷間時としても少し低めです。
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ヘッドカバーの裏にはカムチェーンが当たった痕があります。イメージ 2
テンショナーが劣化して戻ってしまうのでしょうか。イメージ 3
カムホルダーボルトのトルクを確認したら、
エキゾースト側4ヵ所でトルクが抜けました。イメージ 4
黄色いマークのところがトルクが掛らないところです。イメージ 5
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カムの当たりやカムメタルは問題なし。イメージ 7
燃焼室のカーボンは通常レベルで特に異常はなさそうです。イメージ 8
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ピストンはノーマルで標準ボアのφ70ミリでした。
ヘッドは過去に外した形跡がありましたが、特に修正した跡はありません。
オイル漏れの修理だったのでしょうか。
4隅のシリンダースタッド穴周辺には、液体ガスケットがかなり塗られていました。イメージ 10
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シリンダーは段付き摩耗やスカッフもほとんどなく綺麗です。イメージ 12
カムチェーンテンショナーローラーはかなり摩耗しています。
ゴム部分はカチカチに硬化しています。イメージ 13
この破片がオイルパンに堆積しているはずです。イメージ 14
ピストンは特に大きなスカッフも無く、#1,2,4はカーボンの堆積も少ないです。イメージ 15
#3は短期間で付いたような柔らかいカーボンです。
最近のオイル下がりの影響でしょうか。イメージ 16
ピストンリングはかなり摩耗してベタ当たりしています。イメージ 17
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