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Z1000Mk2 W.H様 エンジン異音の調査

先日の筑波サーキットスポーツ走行の際、
エンジンからの異音が気になるようになりました。
TOTも近いので、この機会に分解点検します。
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ヘッドカバーを外します。直ぐに異音の原因がわかりました。イメージ 2

ヘッドカバー裏の十字の浮き出しにカムが干渉したようです。
インテーク側の4ヶ所とも、少し削れています。
今までずっと接触せずに走っていたので、特に削り込みしていませんでした。
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カム山の方は特にダメージは無いようです。イメージ 8
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バルブクリアランスも点検します。特に問題ありません。イメージ 10

カムホルダーの締め付けトルクも確認します。こちらも特に問題無し。イメージ 11

トップアイドラーは指でつまんで揺すると左右に動くので、
ダンパー部分が剥離しているようなので、取り外して点検します。
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やはり剥離しているようです。ピンをドリルで揉んで外します。イメージ 13

今年の3月に新品交換したばかりのカワサキ純正部品でしたが、
ハードな走行のため、短期間での破損となりました。
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その前はPMC製の強化タイプを使っていましたが、
こちらも比較的短期間でブラケットが破断したので、
Mk2の純正品にしていたものです。
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こちらは参考に用意した、Z1000A用カワサキ純正部品です。
ブラケット下側の曲げRがほとんど直角なのがわかります。
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こちら2つはPMC製のMk2用強化アイドラーです。
左側が新品で、右側が前回破損して交換したものです。
直角に曲げてある部分から破断しています。
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こちらはMk2用カワサキ純正品です。プレートの曲げRが大きめなのがわかります。
ダンパーの剥離はエンジンの致命傷に直結するわけでもないので、
どちらかというと、Mk2純正の方が安全かもしれません。
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ヘッドカバーの裏側は、セオリー通り削って逃げを作ります。イメージ 20
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明日入荷する予定のMk2アイドラーを組めば完成の予定です。

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