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Z1000Mk2 W様 エンジン不調の原因発見

エンジン内部の点検調整が済んだところで、再度、中央道でチェック走行します。
結果は同じくレブリミッター現象が出たままです。
バルブタイミングを調整した結果は良好です。
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今日2回目の中央道です。
スタックのタコメーターを繋いだり切り離したり試しましたが、
いずれも変化はなくレブリミッター現象は出たままです。
エンジンが掛った状態でイグニッションキーに触れると失火する現象を確認、
スイッチ内部で接触不良がある模様。
ストップする前にガレージに戻ります。
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スロットルを全開にしても8000rpmほどで頭打ちになります。
走行中でも同様です。
偶然キーに触って発見。キーを押すとエンジンが止まります。
タコメーターも同時に止まります。
ドナーからイグニッションスイッチを取り出します。
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左側がFXに付いていたカワサキ純正品、右はこのMk2の物です。
作りが違うので社外品ですね。線もだいぶ細いです。
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今日3回目の中央道。イグニッションスイッチだけを交換しチェックします。
エンジンは絶好調になりました。レブリミッターは正規の設定値通りに作動します。
イグニッションスイッチの接触不良が原因だったようです。
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更にしつこくチェック走行を続けます。
八王子往復でもエンジン不調は二度と出なくなりました。
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戻ってからさっき外したイグニッションスイッチを分解してみます。
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内部は3系統に分かれています。そのうち一つが黒く汚れていますね。
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バネで接点を押しつける構造ですが、
ちょうど8000rpmくらいで共振するのでしょうか。
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この端子にバッテリーからの最初の大電流が流れるので、
樹脂の摩耗粉とスパークの焼けによってか、汚れがたまっています。
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あとは、イグニッションキーシリンダーを含むロックの3点セットを新品交換し、
点火系をもとのSP2に戻して最終確認すれば大丈夫でしょう。
完治までもう少々お待ちください。
4月15日の筑波走行をお楽しみに。

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