キャリパーと干渉するローターボルトを外して短縮加工します。
・
8.5ミリカットして、スペーサーも外して組み付けます。
・
リヤホイールを取り付けます。
・
キャリパーとの干渉はクリアできました。
・
リヤブレーキを操作してみると何か引っかかるような違和感があります。
・
どうやらペダルを踏みこむと、
プッシュロッド下のボルトの頭とスイングアームが干渉するようです。
リヤショックを長くして、スイングアームの垂れ角が大きくなったためのようです。
・
スペーサーを少し短縮して、プッシュロッドを外側に逃がすことにしました。
・
プッシュロッド下端を2.5ミリ外側に移動して、これで干渉は無くなりました。
・
マフラーのマウントインシュレーター付近もだいぶ変形しています。
マフラーを上に曲げてしまったのでしょうか。
・
リヤホイールを4.5インチ幅のDYMAGに変更した関係で、
リヤスプロケのオフセットは以前より5ミリ増えて、
純正比10ミリオフセットとなりました。
フロントスプロケットのオフセットも確認しておきます。
・
どうやら初めから10ミリオフセット品が付いているようで、
結果的にこのままで大丈夫となりました。
・
スプロケカバーのボルトは純正より短いものがあったので、
正規の長さのボルトに変更しておきます。
短いとクランクケース側のネジ山を痛めることになるので要注意。
・
続いて、フロントキャリパーをオーバーホールします。
先日の筑波走行でべーパーロックしたとのこと。
片側は引きずりも起きていたそうです。
・
長期間ノーメンテで使用しているとのこと、
アルミ製のアダプターもだいぶキズが入っているので交換します。
こちら側は、外すとネジ山がかじってしまいました。
・
キャリパーを分解して点検します。
・
ピストンの汚れが多い以外は、特に損傷は無い模様。
・
キャリパーやその部品は水で洗浄します。
・
ピストンは洗浄したら汚れは綺麗に落ち、継続使用可能でした。
ピストンシールとアダプターのみ新品交換します。
・
水で洗浄したキャリパーは、充分エアブローした上で、
温度を上げて内部まで完全に乾燥させます。
・
カジッてしまったネジ山はタップで修正します。
・
カジリは一部分だけだったので、問題無く修正できました。
・
シールとピストン、パッドを組み込んで、オーバーホールが終了しました。
・
キャリパーを車体に取り付け、正規の向きでホースを接続します。
・
キャリパーを一旦外し、
ダミーパッドを挟んでブリーザーを上にしてエア抜きします。
・
マスターのストロークが短く、エア抜きが進まないので、
レバー比調整ネジを突き出して、ストロークを増やしておきます。
・
キャリパーのセンターが少しずれていたので、
スペーサーの厚さは2ミリ厚に変更しました。
・
エア抜きが終了し、リザーバーキャップを戻します。
・
これで今回の作業は終了です。
