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Z1000J2 M.M様 サイドスタンドの修理

フレームにクラックが入ってサイドスタンドが傾いてきた1000Jのお客様です。
脱着式サイドスタンドに改造します。
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今にも倒れそうで、このままでは外出もままなりません。イメージ 2
サイドスタンドはヨーロッパ仕様のスイッチ付きのものです。
張り出しが大きく元から傾きも大きいので、クラックが入りやすいモデルです。イメージ 3
サイドスタンドブラケットの下側溶接部分が完全に開いてきています。イメージ 4
先ずはブラケットを削除します。
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脱着式スタンド用のボスを付けるため、フレームに穴を開けます。
取り付けるのは少し前よりの位置に。
フレームに少し角度が付いているので、
サイドスタンドを跳ね上げた時の収まりがよくなります。
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フレーム内部には直径の1/3ほどまで堆積物がありました。
フレームパイプの内壁はかなり錆びていて、肉厚も減少しています。
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取り付けるサイドスタンドをジグにしてボスを仮付けします。
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ボスとクラックを溶接し終わったところです。
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最大限傾けて、下にもぐって裏側からも溶接します。
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肉厚が薄いところは簡単に溶けてしまうので、少し広範囲に溶接せざるをえません。
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塗装前に表面をきれいに均しておきます。
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素材のサイドスタンドはZXR250純正品です。
下が元の状態。
上が不要なステーをカットして、払い出しの角度も調整したものです。
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塗装が乾いたところで仮付けしてみます。
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跳ね上げると車体にぴったりと沿います。
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ノーマルステップでも払い出し易さは問題ないようです。
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アーム本体は鍛造品なので強度もあります。
車体の傾きが浅ければ、特にぐらつくことも無く剛性感は問題ないレベルです。
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少し立ち気味なので、アームの長さを詰めて調整することにします。イメージ 17
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