Z1000J2　F.K様　ツインプラグヘッド組み込み

ヘッドのオーバーホールができたので、エンジン腰上の組み立てに入ります。
シリンダーとピストンは前回Φ74ミリに替えたばかりなので、
シリンダーはフレックスホーンのみ施工します。

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回転と同時に上下させてクロスハッチをつくります。
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ごく浅いスカッフが取れて、シリンダー内面がきれいになりました。
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ピストンは継続使用です。

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トップリングとセカンドリングの、摩耗が少ない状態がこちら。
全面当たりしていないのがわかります。
トップは真ん中1/3くらい、セカンドは下側1/2位が当たりが付いて
テカっている状態です。

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シリンダーを組み込みます。

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中古で入手したヘッドは、今回、バルブガイドとシートリングを交換しました。
新品バルブに合わせて擦り合わせしておきます。

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エキゾースト側を擦り合わせしたところ。このあとインテークも同様に。
今回使用したガイドとリングはともに鉄系です。
ガイドはビトーR&D製の鋳鉄製オーバーサイズ品。
リングはオーバーホール施工先のジュンマシンショップのオリジナル品です。

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下準備が済んだのでヘッドをサブアッシーします。
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ステムシールは耐熱性の高いバイトン製。赤い色が特徴的。
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シールを挿入したら、
スプリングが所定の場所にあるかデンタルミラーで確認します。
ハイカム用の深い逃げは、中古入手時から施工されていたもの。
だいぶフルチューンしていたようですね。

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バルブスプリングは強化品に交換します。もしものオーバーレブ時に有効です。

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シートリングを交換したので、バルブの突き出しは標準値になりました。
ステムエンドのカットも無しで、
シムは中間の2.50ミリ前後が使えるようになります。

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リフターとカムメタルも全て新品交換。
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カムはAPEのK410です。リフトは約10.35ミリ。
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ヘッド単体でバルブクリアランスを調整しておきます。
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ツインプラグヘッドなので、サブプラグを先にセットしておきます。
使用するのは小型のC8HAプラグです。