1ヶ月ぶりくらいに乗ろうとしたらエンジンがかからなくなったとのこと。
車両を引き上げてきたので点検します。
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最近、#4プラグがカブリ気味で、その都度新品交換して始動していたそうです。
新しいプラグで4気筒をチェックすると、全て火花は飛んでいます。
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火花は若干弱い感じなので、コイル周りを点検します。
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コイルの端子はやや腐食気味、接点復活剤を塗布しておきます。
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チェック用のコイルを取り付け、それでクランキングしてみます。
同じように火花は4気筒とも飛びます。
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プラグを外してシリンダーを内視します。
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4気筒とも、シリンダー内は特に異常無し。カーボンの堆積も極わずかです。
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シリンダーの内視動画はこちら。4気筒ともほぼ同じ感じです。
外したプラグはカーボンの堆積が多い模様。
これを火花チェックすると、中心電極から側方電極に飛ぶはずの火花が、
中心電極のガイシと外縁の間でリークします。
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そのうち1本は側方電極が曲がっている状態。
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念のため、純正イグナイターもチェック用にしてみますが、特に変化無し。
エンジン不動はプラグの汚れが原因のようです。
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プラグを新品交換すると普通に始動するようになりました。
夏場の高い気温に合わせて、エアスクリューで少し薄い方向に調整しておきます。
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その後、しばらく始動チェックしますが、不具合は発生せず。
修理完了と思い、スパークプラグを規定トルクで締めようとしたら問題発生です。
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2番プラグのネジ山が上がってしまいました。
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トルクが掛けられないので、ヘッドを外してヘリサート修理することに。