エンジンからのオイル漏れを修理した個所と、
クラッチ滑り対策の効果を確認するため、チェック走行に向かいます。
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オイル漏れは止まりましたが、クラッチはまだ滑るようです。
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再度クラッチを分解して対策します。
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クラッチプレート類は継続使用ですが、厚さは規定値内なので問題無いでしょう。
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2ミリのワッシャーで
ノーマルクラッチスプリングのセット荷重を上げていましたが、
それでも1200ccの増大したトルクには耐えられないようなので、
AREA製強化クラッチスプリングに変更します。
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この強化スプリングは、Z1000Mk2純正スプリングに対し約15%荷重UPの設定で、
クラッチレバーの操作が必要以上に重くならない仕様です。
1000JやGPZ1100のスプリングと互換性があるので試してみます。
GPZ1100の純正スプリングに対し自由長が約0.5ミリ低いですが、
レバー操作を重くしたくないのでそのまま組み付けます。
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再度、チェック走行に向かいます。
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石川PAに付きました。
全負荷高回転でもクラッチは滑らず、レバー操作の重さも気にならないレベルです。
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ヘッドカバーのクラックからのオイル漏れは、シリコンボンドで止まっています。
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オイルプレッシャースイッチからのオイル滲みも止まりました。
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ガレージに戻り、最終点検します。
エンジン組み立て後の走行距離は400kmを超えました。
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今回のメニューはこれで完成です。
主な作業内容はこちら
エンジンフルオーバーホール φ75ミリピストン 1200cc
エンジンセラコート半艶ブラック(側面カバー類は除く)
CR33キャブ ワークスタイプバックステップ 他
GPZ1100 I.S様 強化クラッチスプリング組み込み
