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DYMAGの修理 ベアリングホールの摩耗

DYMAGリヤホイールの修理のご依頼です。
ベアリングがアウターレースごと回ってしまったそうです。
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摩耗した分だけカラーを入れて急場を凌いでいたそうです。
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ベアリングが焼き付いて、
アウターレースでホイールを深く削ってしまっています。
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奥の止まりも削れて薄くなっているので、
一旦大きくくりぬいて、
別部品でベアリングハウジングを再形成することにします。
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念のため他の部分も点検したところ、
ハブダンパー側のベアリングホールも、
既にベアリング外径より広がっていました。
ベアリング外径がφ52.00ミリなので、約0.1ミリ広くなっています。
ここは奥の止まりは無事なので、
一旦数ミリ径を拡大し、スリーブを入れて内径を復元します。
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スプロケットキャリアもベアリング外径より広がっています。
ここもスリーブで対応します。
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ディスタンスカラーも潰れているので、正しい寸法で作り直します。
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アクスルシャフトの締め過ぎと、
ディスタンスカラーの潰れやすさが原因の損傷です。
レーシングホイールは締め過ぎにご注意を。

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